開発メモ

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Rubyレシピブック 第2版

Rubyレシピブック 第2版

268の技

Rubyレシピブック 第2版_a

種類 情報
著者 青木峰郎、後藤裕蔵、高橋征義
監修 まつもとゆきひろ
発行日 2004年6月7日 初版第1刷発行
2006年8月22日 初版第3刷発行
2007年2月22日 第2版第1刷発行
発行 ソフトバンククリエイティブ

感想

以下、第2版の感想です

Rubyで知っておくと便利なテクニックをいろいろまとめた本。

対象となるRubyは1.6.7から1.8.5で、メインは1.8.5らしい。今となっては、エンコーディング関係の取り扱いが変わっちゃってるから、文字列とか入出力の部分が微妙なことに。基本的な考え方は使えるんだけど、結局、最新のRubyでは注意しないといけないことが説明されてないから・・・ あまり、参考にはならない結果に。今から、Ruby 1.8系列の開発をする人にはいいかも?

ネタの内容で見ると、あえて、言語の基本的な仕様の部分まで1冊にまとめてあるのが微妙? もっと、現実的な「知っとくとお得なテクニック」の部分に焦点を絞ってくれたほうが嬉しかった。実際、読んでて面白かったのは後半の「第8章 環境との関わり」とか「第9章 プロセスとプロセス間通信」だったりするし。

入門書とか解説書と比べて、評価が難しいのがこの手の小ネタ集じゃないかなぁ。それこそ、ネットで調べるほうが手っ取り早くて最新の情報が手に入るんだから。そういう意味でも、もっとネタの精度にこだわらないと駄目かと。第3版ではどうなってるのかな? ほっといても第4版が出るだろうし、そこまで保留でも良いかな。

Rubyの小ネタがまとめて知りたいって人におすすめ。たぶん。

おすすめ指数:☆☆☆

(2013/06/05 読了)