現場で使えるソフトウェアテスト Java編

感想

ソフトウェアテストの基本的な考え方をまとめた本。ただし、細かいテクニックではなくて、テストの考え方とか方針レベルの話。

良く言えば、細かいところまで丁寧に説明されてる。悪く言うと、本の厚さの割に内容が薄い。そんな本。

ある程度、ちゃんと仕事が出来てる人が読んだら「いまさら何を言ってるんだ？」って感想を持つことになるんじゃないかな？

この本の一番正しい使い方は、「ソフト開発の現場を知らないまま、なぜか、開発チームの上司をやってる人間に読ませる」かな？　おかしな話だけど、そういう人間って実際にいるんだよね。そういう観点で見ると、くどいぐらい丁寧に書かれてる内容も役に立つかと。

いつまでも前時代的なやり方を貫いてるデベロッパーで、少しでも意識を改革するためにも使えるかも？　ちょっと、全体的に説得力が乏しいかもしれないが。

できるだけ具体的なテストのテクニックを求めてる人は・・・　一度、目を通してから買うかどうかを考えたほうが良いかと。

おすすめ指数：☆☆☆

（2013/07/10 読了）