Windows Presentation Foundation プログラミング入門
Windows Presentation Foundation プログラミング入門
種類 | 情報 |
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著者 | 赤坂玲音 |
発行日 | 2007年5月1日 第1版第1刷発行 |
発行 | 秀和システム |
感想
よく出来たWPFの入門書。
WPFって言っちゃうと逆にわかりにくいけど、.NET Framework 3.0以降で標準(?)になった、ユーザーインターフェース関係のすべての要素って理解で良いんじゃないかな?
説明してあるのはパネルやレイアウトに始まって、直線や長方形の描画オブジェクトから各種コントロールまで。コントロールの処理で必要になるイベント廻りやデータバインディングについても、ちゃんと説明してある。
うまく使いこなせば面白いんだろうけどあまり有効な使い道がないアニメーション処理の話や、XAMLの話まで簡単に触れてあって、これ一冊でWPF関係の話はお腹いっぱいになるレベル。あえてXAMLの話を最後に持ってきてさらっと流してるあたりに、著者のセンスというか先見の明を感じるな。
『一度WPFを体験すれば、古いAPIよりも圧倒的に効果的であることを理解することが出来ます』って書いてあるけど、何がそこまで圧倒的だったのかはさっぱり謎。普通に使うだけならどっちでも大差ないし、無茶苦茶凝ったことがやりたいんなら、すべて自力で実装したほうが効果的だろうに。
今から、WPFの事をちゃんと勉強したいって人にはおすすめ・・・ かなぁ。わざわざ、ちゃんと勉強するような内容でも無いような気もするし、買う前にざっと立ち読みしてみるのが無難そう。
おすすめ指数:☆☆☆+
(2014/01/29 読了)