アップルをプログラミングせよ! Swiftビギナーズガイド
種類 | 情報 |
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著者 | 掌田津耶乃 |
発行日 | 2015年2月 |
発行 | Tuyano-Project |
感想
Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみたシリーズ。
書かれたのが2015年の2月で、ターゲットになっている環境はXcode 6.0。つまりSwift 1.0・・・ 今となっては、遙か昔のバージョンだな。
まず、読んでてすぐに気がつくのがインデントがおかしい。Xcodeでスペース8個のタブはありえないのでは?
あと、スペースが必要なところに入っていない。Xcodeが標準でフォーマッティングしてくれるSwift風のフォーマットになっていない。
SwiftLintを通したら、片っ端から警告が出るようなサンプルコードだらけ。個人のブログならともかく・・・ いや、まぁ、それでもこれはひどいと思うけど、お金を取って売る本でこのレベルはちょっとひどい。
全体的に説明不足なのもひどい。『switchの最後には、必ずdefault:を用意します。』って・・・ こんなあからさまな嘘が書いてあるのが恐ろしい。
これ、書き終わったあとで、だれか詳しい人に目を通してもらってないんだろうか? この一文を見ただけで、この著者の他の本も買えなくなるな。
他のプログラミング言語をある程度使いこなせている人が、Swiftの雰囲気を掴む程度の役割は果たせるかもしれない。けど、その程度だったらネットで調べれば充分。つまり、単独の本としてみた場合、特に価値は無い。
そもそも『表紙のフォントがひどすぎる』って言うのは指摘しちゃ駄目なんだろうか? だれか、周りにアドバイスしてくれる人が居なかったのか・・・
おすすめ指数:☆
(2016/08/20 読了)