詳細! Objective-C iPhoneアプリ開発 入門ノート
種類 | 情報 |
---|---|
著者 | 大重美幸 |
発行日 | 2013年11月10日 初版第1刷発行 |
2013年12月31日 初版第2刷発行 | |
発行 | ソーテック社 |
感想
iPhoneでアプリ開発をはじめる入門者向けに、基本的な内容を丁寧に説明した本。
表紙にもあるように、Xcode5とiOS7に対応してるのが最大の特徴、かな。
アプリ開発の話で言うと、Objective-Cの基礎知識からはじまってよく使うコンテナの説明、基本的なビューやコントローラからイベント管理、シーンの移動にユーザーデフォルトの話ぐらい。後はアニメーションの話とデバイスの機能の話をさらっとって感じ。この手の本にしては、ローカライズの話が無いのは珍しいかな。
それぞれの項目で、その時に必要になるXcode5の機能や使い方もしっかり説明してあるのが嬉しいかな。『Xcode3までは知ってるけど最近のは・・・』って人にはありがたい・・・ 素直に、Xcode5の使い方に絞った本を出してくれたほうが喜ばれそうだけど。
本文の説明は基本的にモダンシンタックス。レガシーシンタックスからモダンシンタックスへの変換方法については、NOTEで簡単に説明してあるけど、レガシーシンタックスとモダンシンタックスの違いをまとめて説明してあるパートはない。
NSPredicateについては、コンテナの説明の中で必要に応じて触れてある程度。UIDynamicAnimatorはきっちり説明してあって面白い。こっちは、Tシャツとカエルが連結するネタをやりたかっただけのような気もするけど。
UI関連の話ではInterface Builderだけの話ではなく、プログラムから生成して使う話もしてあるのが良い感じ。
これからiPhoneのアプリ開発をはじめたいって人に、普通におすすめ。
『Xcode5とかモダンシンタックスとか、よくわからない!』って人にも、まぁ、悪くないかな? それぐらいなら、自力でネットで調べれば、どうにかなりそうな気もするけど。
おすすめ指数:☆☆☆☆
(2014/02/06 読了)