作って覚えるObjective-C入門
作って覚えるObjective-C入門
iOS対応
種類 | 情報 |
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著者 | オフィス加減 |
発行日 | 2011年3月10日 初版第1刷発行 |
発行 | アスキー・メディアワークス |
感想
サンプルプログラムの開発を通して、iPhone向けアプリの開発方法を説明した本。
Objective-Cの仕様とかも多少は説明してあるけど、基本的には開発の流れ重視。サンプルプログラムの開発を通して、必要になったところで最低限必要な説明をする形式だから、いろんな情報がいろんな所に散らばってる。というか、全体的に説明が足りてない。
『#import』の説明が第5章になってようやく出てくるとか、ある意味、Objective-Cの本として斬新すぎるかと。斬新を通り越して残念なレベル。
ポイントになってる部分はソースコードが載ってるけど、その前後は『(省略)』だらけで全体の把握が難しい。
表面的には初心者向けのわかりやすさ優先っぽい雰囲気で書いてあるけど、まじめに読むと、『言われた通りにやればサンプルプログラムが出来るんだから、あとは自力でどうにかしろよ』って感じが煤けて見える。
実際には、ソースコードがすべて掲載されてるわけでもないから、ネット経由でダウンロードして眺めることになるわけで。そういう意味では『作って覚える』ってフレーズも疑問。
ある程度Objective-Cについては理解してて、どんなソースコードでも自分で解析して修正するだけの技術がある人におすすめ・・・ かなぁ。
おすすめ指数:☆☆
(2014/02/02 読了)