基礎からのiPhone SDK
基礎からのiPhone SDK
種類 | 情報 |
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著者 | 鶴園賢吾 |
発行日 | 2009年4月25日 初版第1刷発行 |
2009年6月11日 初版第2刷発行 | |
発行 | ソフトバンク・クリエイティブ |
感想
iPhone向けのアプリ開発をチュートリアルを通して解説した本。
Objective-CやCocoaのクラスの話もあるけど、それぞれ、サンプルプログラムの開発の途中で、必要になった項目を解説してるって感じ。
iPhone向けアプリ開発の概要とか、Objective-Cの言語仕様とか、よく使われるクラスの説明とか、基本的な要素は一通り説明してある・・・ ただ、それぞれ、チュートリアルの中で出てきた場所で説明してあるから、場所はバラバラで関連性もわかりにくい。
Objective-Cの仕様の話一つを取ってみても、基本的な言語仕様とプロパティとプロトコルとメモリ管理とカテゴリと・・・ 説明してある場所がバラバラ。この本でObjective-Cをちゃんと理解するのはかなり難しそう。
他の項目についてもやってることは同じ。リファレンス的にすべての要素を説明してるわけでもないし、基本的な事をまとめて説明してるわけでもない。かと言って、初心者向けに、アプリ開発の流れを重視してるわけでもない・・・ 微妙だなぁ。
説明してある項目を1つずつ見ていけば、面白そうな項目も無いことはないんだけど、それなら、普通にクックブックを読んだ方がマシ。
いろんな要素がごちゃまぜになってるカオスな状態が好きな人には、こんな本が向いてるのかも? 個人的には、あまりおすすめできないけど。初心者にも上級者にも。
おすすめ指数:☆
(2014/02/01 読了)