プロフェッショナルマスター Visual C# 2010
プロフェッショナルマスター Visual C# 2010
最新テクニックをマスターする35のテーマ
種類 | 情報 |
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著者 | 川俣晶 |
発行日 | 2010年7月26日 初版第1刷発行 |
発行 | 日経BP社 |
感想
C#を使う上で知っておいたほうが良いことを35のテーマにまとめた本。タイトルには「Visual C#」って入ってるけど、GUI関係の話は特にない。あくまでも、C#って言語の話が中心でC# 4.0までのテクニックがまとめられている。
取り扱われてる内容は、基本的な話から細かい話までいろいろ。C#を使い始めた人が、とりあえず、ざっと目を通しておくのが良い項目が多いかな。いつか、役に立ちそう。
「第6章 COMと64ビットへの対応」はちゃんと説明されてることは少ないし、知っておくといいかも。そういう意味では「第12章 スレッドプールとWebアプリの問題」も似たような感じかな。
「第32章 ExpandoObjectを使用したdynamicオブジェクト」も面白い。話は面白いんだけど、ExpandoObjectって綴りに違和感が。ExpandObjectにしてくれればよかったのに。これは、MSの問題だけど。
第33章以降の並列化の話も面白い。普通に役に立ちそう。
いろんなところで「難読化」ってキーワードが出てくるのは、ちょっと違和感が。そんなことを考えるぐらいなら、素直にC++で開発した方がいいのでは? もしくは、C#のプログラムを暗号化したパッケージでラップする方法を別に作るか。
とりあえずC#を使い始めた人が、いろんなテクニックを知るためには悪くない本かと。個人的には、同じ作者の『完全版 究極のC#プログラミング』よりはこっちの方がおすすめ。今から買うなら2012対応版のほうかな?
おすすめ指数:☆☆☆☆
(2013/09/06 読了)