Effective STL
Effective STL
STLを効果的に使いこなす50の鉄則
種類 | 情報 |
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著者 | スコット・メイヤーズ |
訳 | 細谷昭 |
発行日 | 2002年1月30日 初版第1刷発行 |
2005年6月20日 初版第8刷発行 | |
発行 | ピアソン・エデュケーション |
感想
ある程度STLを使ってる人に、STLを使う上で気をつけたほうがいいところやちょっとしたテクニックを紹介した本。そもそも「STLを使う必要が有るのか?」って所はスルーされてる。
効率について説明してるところがいくつかあるけど、そもそも、使う側が気にしないといけない時点で設計が間違ってるところが多い。ちょっと使ってればわかることなんだけど、そういう指摘は一切ない。
結局、STLで役に立つのはvectorとstringぐらい。あとは、たまにlistとhash系ぐらいでは? アルゴリズムとかファンクタとか・・・ 無駄にしか思えないものが多すぎ。
それなら、自力で必要なクラスを作ったほうが速いと思うんだけど、そういうことは考えないでSTLを使う人が居るんだよなぁ。まぁ、今なら、もっと良いテンプレートクラスライブラリがいくらでもあるか。いや、そうでもないかな?
そもそも、STLは命名がことごとく汚いってのが最大の欠点なんだけど・・・ どうして、だれもそういう指摘をしないんだろう?
STLが好きで好きでたまらない人におすすめ。
おすすめ指数:☆☆☆
(2013/08/29 読了)