Beginning Java EE 6
Beginning Java EE 6
種類 | 情報 |
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著者 | Antonio Goncalves |
監訳 | 日本オラクル株式会社 |
訳 | 株式会社プロシステムエルオーシー |
発行日 | 2012年3月8日 第1版第1刷発行 |
発行 | 翔泳社 |
感想
Java EE 6の機能を一通り解説した本。
腐るほど機能があるJava EE 6の機能を、できるだけ多く解説した結果・・・ Java EE 6が使いものにならないってことがはっきりしちゃった。全体的に、開発者の自己満足が強すぎ。作りたいものを作って楽しいかもしれないけど、いちいちこれを覚えて使いこなそうとは思えない。
「プロファイルを導入して、プラットフォームのサイズを制限できるようにしました(する予定です)」とか、「EJBのサブセットでEJB Liteを作りました」とか、必死で楽になったことをアピールしてるけど、そんなアピールが必要な時点で、プラットフォームとしては重すぎることを悟るべき。
余りにもできることが多すぎて、いちいち覚えてられない。というか、わざわざ覚えるぐらいなら、自力で作ったほうがはやい。無駄に機能の多いO/RマッピングとかJPQLとか、頭がおかしいとしか思えない。だれか、ストップを掛ける人間は居なかったのか?
仕事の都合上、どうしてもJava EEを使わないといけないような人は、我慢して、あきらめて、泣きながらでもこの本を隅々まで読めば、多少は役に立つことが身につくかもしれない・・・ その前に、辞表の書き方を覚えたほうが、人生においては役に立つような気がするけど。
かなり高い本だし、買うときは慎重に・・・ そもそも、個人で、自分のお金でこの本を買うような人間が、日本に何人いるかは疑問だけど。
おすすめ指数:☆☆+
(2013/08/12 読了)