CentOS 6で作るネットワークサーバ構築ガイド

感想

CentOSをサーバーとして使うときに必要となる情報を色々とまとめた本。分厚くて高いけど、それぐらいの情報は詰まってる。たぶん。

Part I・II・Vは一度はじっくり読んでおくといいかも。同じような情報は探せばネット上にあるんだけど、ちゃんとまとまってることに価値がある。まとめて読むと、知らなかったことに気がついたりするしね。それ以外のPartは必要になってからじっくり読めば十分かな。

サービスごとの説明もかなりしっかりしてるんだけど、DB系の説明だけはあっさりしてたのがちょっと残念。MySQLもPostgreSQLも、詳しい本がいくらでもあるから問題ないってことかな？　ここを詳しく説明しちゃうと、ページ数が増えすぎる？

「サーバ構築ガイド」って銘打ってる割には、GUI系の話もちょこちょこ入ってるのが面白い。PackageKitとかVNCとか、実際に使うことは無いような気もするけど。

全体的に、SELinuxを使う前提で話が進めてあるのは好感が持てる。無条件でOFFにさせる事が多いガイド本とは一線を画してる・・・　これで十分かって言われたら微妙だけど。とりあえず、試してみる気にはなるかな。

CentOSをサーバーに使う人ならだれにでもおすすめ。できれば、常に手が届くところにおいておきたい・・・　高くて分厚いのがネックになるかもしれないけど。

おすすめ指数：☆☆☆☆＋

（2013/05/19 読了）